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西尾 敏; 大久保 実; 川崎 幸三; 安東 俊郎; 三木 信晴*
JAERI-M 7846, 35 Pages, 1978/09
高温プラズマを閉込める大型トカマク装置にとって、リップルおよび不整磁場のプラズマ性能に及ぼす影響は決して無視し得るものではなく、したがって臨界プラズマの達成を目標とするJT-60にとってリップルおよび不整磁場の定量的把握が非常に重要な意義を持つことは論を待たない。検討の結果、以下の事が明らかとなった。i)プラズマの拡散および熱伝導に及ぼすリップルの影響はneoclassicalと同程度である。ii)リップルが誘起するポロイダル磁場コイルの最大電磁力は4.3トン/mとなり、継手構造および支持方法の検討が必要である。iii)プラズマ点火に悪影響を及ぼす不整磁場は、垂直および水平磁場コイルによって補償される程度の大きさである。さらに製作・設置における寸法精度が正規分布するとしたときの不整磁場の確率変動および累積分布関数を求めた。